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ハンドボール

第1章 ② 両利きへの道(全体練習編Part1)

全体練習では、個人の上達を考えつつも、練習の雰囲気を乱してはいけません。

ここでは全体練習時の注意と、応援してもらえる雰囲気づくりから考えていきましょう。

目次

  1. 全体練習は、成功確認の場。
  2. とはいえまずは使うべし。でも合理的であるべし。
  3. 練習で成功するからこそ、実践での失敗にも説得力が出る。

全体練習は、成功確認の場。

全体練習で両利きの練習をする際に大事なのは、皆の真剣な雰囲気を邪魔しないということが何より大事です。

特に始めは技術も伴っていないため、真剣なのかすら、周囲には伝わりません。

あまりにもミスを繰り返しているとふざけている、遊んでいると思われてしまいます。

始めは周囲の応援が大事になってきます。

まずは個人練習で出来るようになったことを、無理なく使っていくことで、周囲に成果を知らしめましょう。

個人練習編でしっかり練習を積めば、シュートが打てるようにまでなれるでしょう。

とはいえまずは使うべし。でも合理的であるべし。

全体練習で、少しずつ両利きの上達が認知されてきたら、心にも余裕が出来てきて

少しチャレンジ的な使い方も、人によっては受け入れてくれるようになります。

ここで大事なのは、闇雲に使わず、使ったほうが合理的である場面を意識して使いましょう。

例でいうと、右利きの僕は逆サイドから走ってポストインした際に、

ボールをもらって、そのまま左投げでシュートを打つことが多いです。

これは、右に持ち替えるよりワンモーション早く打てるからです。

なおかつ、左投げの練習を重ねている自分にとっては、左投げを行うことに周囲も合理的な印象を抱きます。

また、逆サイドのシュートでは右と左を両方使います。ここもやはり合理的な印象ではありますが

その日の成功率によっては、精度の安定した右投げを行う場合もあります。

このように、自分のプレーには合理性を意識し使うべきです。

練習で成功するからこそ、実践での失敗にも説得力が出る。

練習するからには、実践で使用したいと皆がそう思うはずです。

その思いがありつつも初めては付き物ですので、失敗も数え切れないほど出てきます。

しかし、実践は練習と違い、チームの勝利、とくに大会ではチーム成績に関わってきます。

こんな場面で無理に使用することはお勧めできません。

周囲にとても悪い印象を与え、あれは使わないでくれ…。と言われてしまいます。

これは「成熟していないプレー」という以前に、「使いどころが判断ができないプレイヤー」なのだと

思われてしまうからです。結果、周囲から積み重ねてきた信頼を失ってしまうことにもなり得ます。

だからこそ、全体練習を成功確認の場にするのです。

練習で出来るようになったことを周囲に証明していれば、周囲はそれを無謀なチャレンジとは思いません。

実践で成功したあかつきには、それを一つのチームの強みとして捉えてくれるはずです。

Todays Thinking🤔

  • 全体練習は成功確認の場にしよう。
  • 未熟であるほど合理的な場面で使おう。
  • 全体練習での成功は実践で自信になる。