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ハンドボール

第1章 ③ 両利きへの道(逆45度編)

両利きの逆45度は、想定できるパターンが多いため、幅を持たせることも大事ですが、

個人的には、プレーをいくつかに絞って出来ることを成熟させることも大切です。

これも何かを思うきっかけになれれば幸いです。

目次

  1. パスをもらう前に左右どっちでプレーするか決める。
  2. 逆でもクイックを打てるようにする。
  3. フェイントよりも仲間との連携。

パスをもらう前に左右どっちでプレーするか決める。

まずはこれです。

ボールをもらったら、相手の動きと動きの判断に最大限、頭を使えるように

事前に右利き左利きのスイッチを切り替えておきましょう。

パスをもらって左右を決めかねていると、手と足のステップが合わなくなったり、

安易に捕まって流れを切られてしまうことになります。

むしろプレーまで決めていてもいいかもしれません。

そんな中でも、利き腕でのプレーにはいくらか幅を持たせておきましょう。

そうすれば、土壇場で利き腕でのプレーに切り替えても、体がどうにか動いてくれるはずです。

逆でもクイックを打てるようにする。

逆の手を使う際はロングよりもクイックを打てることが重要です。

しっかりステップまで見せてロングを打つのでは、相手に構えられてしまいます。

ブロックされた挙句、キーパーにキャッチ、逆速攻されることもあり得ます。

反面、クイックシュートで、コースを下に集めることが出来れば、

よほど連続で打たない限りブロックされることも、逆速攻をもらうこともそう多くはならないはずです。

また、数回打てば警戒されるということも考慮して、クイックからの流れで、

シュートフェイントドリブルシュート or パス」も練習するといいでしょう。

フェイントよりも仲間との連携。

クイックシュートなどが打てるようになると、相手の意表を突くことに意識が行くようになり、

次第に仲間との連携がおろそかになります。実際に自分が少しなりました 笑

でもここは、チームプレイをしっかり守り、自分の両利きプレーはあくまでチームのスパイス

であることを自覚してください。そして、ブラインドはあまり打たないほうがいいです。

また、相手ディフェンスの心理として左右両方へ抜かれる意識が出ると、イン側に寄りだしたり、

対自分への意識が強くなりだして、ポストやサイドへの意識が散漫になってきます。

そうなれば、自分に意識を向けさせ、自分を起点に通常のパスを裁いていくのも一つの重要な役割になります。