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ハンドボール

第1章 ④両利きへの道(両利きプレーフェイント編 Part2)

Part1を読んで頂いた方はイメージ出来ましたでしょうか?

両利きを始めたばかりだと、割とイメージは出来ても体がついてこないと思います。

これはもう体が覚えるまでまずはやってみることが大事です。

ここからは、両利きプレーの新たな活用や組み立て方を考えていきます。

目次

  1. 両利きプレーの活用
  2. 両利きプレーでのフェイントの組み立て方
  3. 両利きプレーでの落とし穴

両利きプレーの活用イメージ

まず、前述の両利きのフェイントをイメージすると、途端にプレーの幅が広がっていると思いませんか。

実は両利きを活用できるようになると、左右のどちらのジャンプでも無理なくシュートが打てるようになります。

フィニッシュが左右どちらのシュートでも最適な姿勢を取れるので、直前の動きの影響を受けにくいのです。

そこが一番のメリットであり、それが生かすべき両利きのメリットになります。

まずはこれを意識してフェイントや持ち替えをして行けるといいですね。

そして、次に歩数をイメージして体勢をイメージしていくと予想外のプレーがどんどん生まれていきます。

両利きプレーでのフェイントの組み立て方

自分はまず、シュートかドリブルをきっかけに使います。

これは相手が予想できる範囲で相手自身が体を動かしてディフェンスしようとしてくるからです。

シュートをしようとすると伸びきって構えます。ドリブルをしようとすると進行方向の足が動きます。

これは相手の動きを予測し守ろうとするためで、これを行うことで遅れを取らずにディフェンスします。

その動きを逆手に取り、ドリブルの手を持ち替えたりすることでワンテンポ相手のリズムをズラします。

そこからの動きが相手にとってリズムの合わない予想外のプレーになっていきます。

何とかリズムを合わせようとする相手を尻目に、こちらは左右どちらでもシュートのリズムが取れます。

相手が遅れているのであればそのままシュート、半身ついてきているとしてもリズムが狂っているとフェイントにかかります。

始めはまず、シュートフェイントからが早いです。

これは右投げのみでも、シュートフェイントからのドリブル、右投げシュートがあるように、

ここから別モーションを組めます。

右利きは次の左足まで歩数が持たないので、シュートモーションからは打つかドリブルしかないですが、

両投げなら、0→1で左足でジャンプして、左着地の右足ジャンプで左投げのモーションが取れます。

ドリブル無しなのでロストボールの心配も少ないです。

あとは発想力を養うことで無限にプレーを生み出せます。

両利きプレーでの落とし穴

こちら、結論から言うと、両利きプレーに溺れてしまうことが結構な落とし穴です。

割とプレー自体に幅があるので1対1が強くなりますし自信も出ます。

ですが、味方をうまく使えて、使われてあげることこそ、チームプレーでもあります。

あまり策に溺れず、チームの中の1プレイヤーであることだけは謙虚に自覚しましょう。

あと、逆投げの精度が悪いのも注意が必要です。

いくらトリッキーに動けても、最後のシュート、パスでミスが出過ぎると、割り切られて対策されます。

ここは地道な練習で精度をしっかり磨くことです。

そして手の内を前半などで出し切らない、体力のバランスとともに手数の使い方にも気を配りましょう。

これらに気を付ければ自分の実力以上の無理を控えることが出来るでしょう。