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キャプテンシー

第2章 ②チーム運営について考える(チーム運営)

皆さんがキャプテンをやるわけではありませんが、

チームを運営するのは実のところはメンバーの「皆さん」です。

キャプテンのように裁量や、立場を持って行うこととはまた違いますが、

せっかくなのでこれも意識して皆をチームの要のメンバーにしていきましょう。

目次

  1. チームはキャプテンだけでは回らない。
  2. キャプテンもまたメンバーを頼る。
  3. メンバーの特性を生かしましょう。

チームはキャプテンだけでは回らない。

まず、キャプテンだからと言ってすべてを背負う必要はありません。

素養は技量、知識、人格、あげればキリがありませんが、すべてに万能な人間はいません。

とはいえ、欠けてしまってはチームのためにならないので、それぞれの特技として

長けたメンバーをその分野のリーダーにして任せてしまいましょう。

キャプテンもまたメンバーを頼る。

キャプテンはプレーの技能から、プレーの知識、後輩の育成、部費の管理など、

出来そうな人を見抜くことが仕事といっても過言ではありません。

ここでいう「出来そう」は、好き嫌いを含めると、無理なく任せやすいです。

そして最後は自分に相談して下さいと、フォローアップの声をかけてあげましょう。

「手伝ってもらうこと」こそがキャプテンの仕事。

仕事を任せてしまうと嫌がられたりもしますが、これを円滑にできるかどうかが

キャプテンの最大の腕の見せ所でもあります。

「嫌われ役を買って出る」とも言いますが、これは最後の手段で、

なるべく円滑なチーム運営が、「皆で自然と」行われるチームを目指すべきです。

そのためにも、メンバー一人ひとりがどういったことが得意なのか、

気になるメンバーにはまず、相談相手として接してみて、相談に対して前向きな反応なら

ぜひ任せることも検討していきましょう。