ハンドボールについて知っていこう!

キャプテンシー

第2章 ③チーム運営について考える(コロナ禍キャプテンシー 編 Part2)

ようやく緊急事態宣言が全国的に解消されましたが、緊張感は言わずもがなです。

とはいえ地域の体育館は解放され、さぁこれから、というチームも多いのではないでしょうか。

直近の自分の練習をもとに必要事項を書いてみました。

この内容がチーム運営を考えていく手助けに慣れれば幸いです。

目次

  1. まずは弱ってしまった握力から戻す。
  2. 足も動かない。7割くらいで走れる速攻の練習。
  3. 接触やゲームの感覚は少し先。

まずは弱ってしまった握力から戻す。

ハンドボールを投げる際に、コントロールに直結する握力と手首。

握力が弱まるとボールがすっぽ抜けてしまいます。

また手首は、ボールのコントロールとキレに影響を与えます。

この感覚を早めに取り戻すために、最初はテーピングを巻かないで練習しましょう。

握力を使い、しっかりボールを握ってシュートを打つことでコースの狙い勘が早めに帰ってきます。

すっぽ抜けることも多いと思いますが、それだけ勘も筋力も鈍っているということ。

ここは少し我慢をし、肩や全身の力を握力が負けない範囲で打つことで

テーピングを巻いた際に、狙い勘を取り戻しやすくなります。

シュートの際はキーパー練習も兼ねて、ノルマ制のコース限定でのシュート練習もしましょう。

キーパーの衰えも解消しつつ、確実に四隅に打ち分ける感覚は早めに取り戻しておくべきです。

足も動かない。7割くらいで走れるワンマン速攻の練習。

始めて2、3回目の練習は足も動きません。

走れないですし、スタミナも急激に衰えています。

体系が変わっているメンバーもいるでしょう。

そういう人はケガがしやすい状態になっているので、我慢明けの練習でのケガは何としても避けるべきです。

接触プレイの他、2対2、3対3などの多方面への注意を必要とする練習はいったん置いておいて、

走る、ボール、シュートという簡単な流れから、足の動きの確認を皆でしっかり行いましょう。

慣れてきたら、OF有利な 2対1 を行ってもいいですね。

また、人数がいる場合は、半面で合わせの6対6というのも、忘れた動きが思い出せていいですね。

接触やゲームの感覚は少し先。

動き出して、いきなりゲームというのも少し無謀です。

元々本気で行わないのなら別ですが、大体が本気でのゲームを行うと思います。

楽しさを思い出すというのもアリですが、ケガをしてしまっては本末転倒です。

他チームとの合同を行うなら、試合という名目ではなく、まずは合同練習という名目で行いましょう。

その中で、皆の体がよく動いているならゲームでもいいですし、無理そうなら半面の3対3でとどめておくべきです。

人数が多いほど接触があり、オンボールでの判断が自分の意識的な動きを阻害します。

接触プレーに関しても、いきなりぶっつけ本番で当たらず、まずはボール有の1対1での接触から始めましょう。

無理せず、当たりに行く感覚や、当たられる感覚を取り戻せれば、そこから試合勘は徐々に戻っていくでしょう。

まずは肩や腕など局所に当たりにいかず、体で止める練習を行うと勘が戻ってきたときに、試合にもすぐ臨めそうです。