少し力を抜いて、「両利きプレー」が必要だと考えた自分の見解を説明したいと思います。
当然賛否も出ますが「人それぞれ」で、聞き苦しいところは流してもらえればと思います。
自分の思う両利きプレーの在り方を考えて頂けるきっかけになってもらえれば幸いです。
目次
- 他スポーツでの両利きプレー
- ハンドボールでの両利きプレーの必要性
- もっと広めたい。「技」としての両利きプレー
他スポーツでの両利きプレー
ハンド以外のスポーツでは、割と左右をバランスよく使うことはとても一般的です。
テニス、野球など相手からの影響を受けにくいスポーツで左右を使い分けすることはあまりされません。
とはいえそんな野球でも、スイッチヒッターという言葉があります。
本来野球では右でも左でもストライクゾーンが変わらないので、ボールの打ちにくさはあまり変わりません。
ですがバントヒットなどで足の速さを売りにする打者は左で打席に立つことが多いです。
それは一塁に「数歩近い」から。シビアに結果を求めるほど、これだけの差も重要になってきます。
サッカーでは、両利きプレーという言葉もないほど、左右の足でうまく相手をかわします。
刻一刻流れゆくプレーの中、シュートを打つためには利き足で打てないことも往々にしてあります。
そんな中、さらっと左右を使い分け、シュートを鮮やかに決めているのを見ると思うのです。
なぜハンドボールは両利きにあこがれる選手が少ないのか。
自分自身たくさんの選手を見たわけでもないですので、おこがましいかもしれません笑。
ですが、まだ本気で両利きを追い求める人に巡り合ったことがありません。
もっと両利きプレーが一般的に理解を得られたり技能として広まってほしいのでもう少し話します。
ハンドボールでの両利きプレーの必要性
まず他スポーツとの比較から、シチュエーションを考えます。
僕自身フットサルが、ハンドボールと似ているように思えますね。
そんなフットサルでは、当たり前のように左右両足を使用して相手をかわしシュートを打ちます。
正面にディフェンスがいて、パスを回しつつ、シュートを打つときに詰めてきたディフェンスをかわして打つ。
このシチュエーションをハンドボールに置き換えると、ハンドボールも両利きがあってしかるべきかなと感じてしまいます。
さらにハンドボールはコンタクトが大きく許容されたスポーツです。
絶対に利き腕で投げたくても、利き手側が接触されていたりすると、守られてしまうことも多いです。
また、手での球技である、バスケットボールとも比較してみましょう。
バスケでは多用されるシュートの一つ、プルアップシュートなどは利き腕だけで打ちます。
ですがドリブルや、レイアップなどは両方練習し、状況によって使い分けることが当たり前です。
ハンドボール単体でも考えてみます。
ハンドは、歩数の許容も接触の許容も大きいので、プレーの幅が他スポーツよりも広いイメージです。
その分、両利きプレーを目指しても、なかなか左右を同じレベルまで極めることはできません。
むしろ両利きを追い求めるあまり、成長のチャンスを逃す選手が出る可能性もあります。
もっと広めたい「技」としての両利きプレー
では、両利きプレーの練習は効率が悪いのか。
僕は「限定的な使用」を想定して練習していくと、練習量以上の成長が見込めるコスパのいい成長法だと感じます。
例えば、バスケの「レイアップだけ両利き」を置き換えると、「ポストからのシュート」は両利きであるべきです。
ゴールに近いため、ゴールへむかって投げるだけで、両利きでなくても大概入ったりもします。
また、例えばフットサルのように、「ドリブルを両利き」を置き換えると、ドリブルは左右できるべきです。
そして、あわよくばフェイントからパスまで左で行うのも一つのスキルになります。
ただ、正直ロングシュートは、少しコスパが悪いと感じます。
クイックならリズムを崩せますが、ロングはあまり相手のプレッシャーを受けないので右でもほぼ一緒です。
なので逆45から両利きプレーを発揮して、左でロングというのは微妙です。
それなら正45からのロングを練習したほうがいいですし、そのポジションの人にロングを打ってもらった方がいいです。
サイドシュートは、左右で稼げる角度が大きく変わりますし、プレーの幅が増えるので有意義かと思います。
僕自身右利きですが、逆サイドシュートを左で打ちます。
バックプレーヤーであれば、左で回旋フェイント(肩ぬき、オーバーフェイント)だけできるだけでも変わります。
両利きが出来るようになって右だけで逆45のプレーは、窮屈に感じることもあります。
その分、左右交えたプレーを意識するようにもしています。
そんな思いが伝わるかわかりませんが、もっともっと両利きプレーが一般化することを願います。
長かったですかね…。読んで下さりありがとうございます。